【極秘】教育委員会では絶対聞けない学級経営で大切なこと5選

学級経営

【極秘】教育委員会では絶対聞けない学級経営で大切なこと5選

教師になって間もない人は、日々悪戦苦闘しながら教育活動に励まれていることと思います。そんな中で、何が正解なのかわからない…。どうやったらいい学級ができるの…?クラスに行くのが辛い…。そんな風に、1度は思ったことがありませんか?みなさん自身がクラスでの居心地が良かったり、生徒たちの笑顔や、成長が目の当たりにできると、毎日が楽しくなりそうですよね。そこで今回は、これから学級経営に力を入れて行きたい先生のために、

・教育委員会では聞けない学級経営で大切なこと7選
・具体的な取り組み

について、中学校の教員として都道府県優秀教員に推薦され、学級満足度100%を達成した僕が、これまでの経験を踏まえて解説していきます。

生徒の本音を引き出す【具体的取り組み有】

1つ目は、生徒の本音を引き出す取り組み事例を解説していきます。生徒が本音で話してくれるということは先生のことを信頼しているということ、学級経営ではとても大切なことですよね。ぜひご活用ください。

生徒は良い時に呼び出す

個別指導の極意は「悪い時」ではなく「良い時」に呼び出すこと

みなさんのクラスに、問題行動が多い生徒がいます。

例えば、
今目の前で、教科書を見せてあげたりボランティアをしてくれたり等
ポジティブな様子が見られました。
その生徒をあなたは呼び出します。
生徒は
「なんで呼び出されたの?!」
「俺なんかしたか!?」
といったふうにテンパっていることでしょう(笑)
教員のみなさんも、生徒を個別で呼び出すときは「悪いことをした時」と思っていたと思います。
生徒もそれは同じです。

そんな時、みなさんがこんな声掛けをしました。
「○○君!今日隣の○○さんが教科書忘れたからって見せてあげてたね!」
「○○君のそういうところ、すごく良い!」
「素晴らしかったから呼び出しちゃった!」
すると目の前の生徒は、
「え…それだけ?(笑)」
のような反応をすることでしょう。
そしてその時生徒の顔を見てください。
少しニヤけていますから(笑)

そしてこう続けます。
「今日の○○君は本当に良かったね!でもさ、人って間違ったこともするのが普通じゃん?だから、良い時もあれば悪い時もあるわけで…。そうなった時は、またきちんと話そうね。」

仮にこの数週間後、
この生徒が間違ったことをしてしまった時、
またあなたはその生徒を呼び出し、生徒指導することになります。
でもそんな時、
「今日は間違ったことをしてしまったね。それはやっぱりいけないことだと思う。でもね、私は○○君が△△のような良いとことろもあることも知ってるよ。」

この言葉をかけるだけで、生徒指導には心が宿ります。
あなたの話を真剣に聞いてくれます。あなたが言うなら「正さなくてはならない」と思ってくれます。もっと言えば、あなたを悲しませたくないと思ってくれます。良いことと悪いことが、生徒の中ではっきり区別することができるのです。

そんなやり取りを続けていくと、その生徒はあなたに心を開き始め、本音が話せるようになり、うまくいけばクラスのリーダーへと大成長を遂げていきます。問題を起こす生徒は裏を返せば、人と違うことができる、少数派としての強さ、行動するエネルギーがある。そう僕は考えています。少し考え方を変え、力の向けどころを変えてあげるだけで爆発的な力を発揮してくれるのです。それを引き出し、導いてあげるのが、みなさんの仕事なのです。

褒めるパターン

・個別で呼び出す
・全員の前で
・学級通信に載せる(複数名一緒にが自然)
・他の先生への口コミから声をかけてもらう
 ↑他の先生が知っていると尚喜びます

個人交換ノートの取り組み

個人ノートは賛否両論あります!みなさんの負担も少し多くなります。しかし、一人ひとりと信頼関係を深めたい、本当に良いクラスを作りたい、そんな人にとっては教育効果は超抜群です!

実はこの個人ノート、僕が初任の頃に担当してくれた指導教官がこっそり教えてくれたものでした。生徒には以下のように通知します(口頭でも学級通信でも構いません)

  1. みんなと個人個人でノートでやり取りをしたいと思います
  2. ですので、各自1冊ノートを用意してほしいです
  3. ノートの大きさは自由、メモ帳でもいいですし、A4でも大丈夫です。
  4. かわいいノートでもシールとかが貼って会ってもOKです。
  5. 書く内容は自由です。恋バナ、相談事、部活近況、家族の話、土日遊んだこと、等々なんなら絵でも構いません。皆さんに任せます。
  6. 1つ約束するのが、先生(僕)以外の人には絶対に誰にも見せません。
  7. 毎日やり取りするのはお互い大変なので1班ごとに回収して、先生が見た返事や感想を書いて次の班へ…。というのを繰り返していこうかと思います。
  8. 先生もみんなと同じくらいの量を書きたいと思います。

といった感じで生徒とやり取りをしていきましょう。注意点は、1日1班でローテーションすると言ってしまうと自分の首を絞めることになるので、ペース配分は無理をしないようにしましょう。

これを実践すると、特に女子生徒がとんでもない量の文を書いてきたりします。やはり中学生は、男子生徒よりも女子生徒の方が繊細で少し扱いずらい傾向がありあます。(ざっくりです)この個人ノートは、女子生徒やコミュニケーションが苦手な男子生徒との信頼関係の構築に最適です。

文量が1言しかない生徒がいてもOK
やり取りの量は人それぞれで良い

無理の無い範囲で、ぜひチャレンジしてみてください!

学級通信で【想い】を発信する

中には年に数回、4月にしか学級通信を出さない、といった先生もいます。それも、否定はしません。なぜ学級通信の発信にこだわりを持つかというと、

自分の生徒に対する想いを言語化する練習になる

からです。例えば生徒から、

「先生、なんで練習を一生懸命頑張らなくちゃいけないんですか?」
「頑張っても頑張らなくても一緒じゃないですか!」

と、生徒から聞かれた時、自分の中の正解をすぐに言語化して生徒に伝えることが中々難しいですよね。後になって、「もっと良い伝え方があったな…」なんてことがたくさんあります。言語化って難しいですよね。

ですので、学級通信を使い、じっくり考え、時には調べ、時には真似をし、自分の中の正解や生徒への想い、指導したいことを学級通信に書き記しておくのです。更にそれを自分の声で生徒達に読み聞かせる。そんなことをしていくうちに、みなさんの【語り】はあっという間に深みを増していくのです。学級通通信について、詳しくはこちらをどうぞ↓

【コピペOK】中学校学級通信の書き方・文例紹介~最強の学級経営~

10冊の本より1人のメンターを探す

僕は初任の頃、指導主事の先生から

指導主事
指導主事

初任給が入ったら10冊くらい本を買って勉強しましょう!

けんぱち
けんぱち

よし、たくさん買って勉強するぞ!!!

といったことを言われましたが、みなさんはいかがでしょうか。【スキルをつけたいから本を買って学ぶ】これはとても大切なことですよね。しかし、結論僕はこの本たちにはほとんど目を通さずに現在に至っています。何が言いたいかというと

机でじっくり学ぶ時間が作れない

ということを知りました。単純に、教材研究や学級経営の事務で忙しいのです。初任の時に僕は20冊くらい本を買いましたが、最後まで読んだ本0冊、現在持っている本1冊といったところです。そんなことよりも大切なのは、

1番尊敬する理想の先生を見つけ、その人から徹底的に学ぶ

これをおすすめします。これは自分の学校の中で見つけなくても良いです。もちろん、みなさんの勤務校の先生でも良いです。しかし、世の中には本当にすごい教師がたくさんいます。今の時代、ITが発達し、SNSでいくらでも誰とでも繋がれる時代です。ブログ、インスタ、Twitter等、みなさんが【この人だ!!!】という人を見つけてください。そして、その人にDMや問合せから、直接アクションを取ってみましょう!必ず答えてくれるはずです。そして面白いことに、その人が教えてくれたおすすめの本は、何年もみなさんの役に立っていくものなのです。

やみくもに本は買わないこと
1人のメンターを見つけること
そのメンターのすすめる本を読むこと

教育委員会の資料はわかりにくい

もしこの記事を教育委員会の方が見ると、反感を食らうかもしれませんね。しかし、僕は教育委員会の方たちが優秀じゃないと言っているわけではありません。HPや配布される資料が【お堅すぎて再現性がない】のです。もちろん、文科省関連のそういった組織になると、【型】を大切にしなくてはいけませんから。

目標1つとってもダラダラ長い
前段が多すぎて本筋が短時間で読み取れない
取組例も格式張っている

なので、私はこれで学ぶことをおすすめしていません。みなさんは忙しいですから、即戦力になるものを求めていますよね。

現場を学ぶ時は、各分野に精通した先生それぞれに学ぶ

当然先輩教員の授業を参観させてもらってりもすると思います。ここで注意は

同学年の先生だけ、1人の先生だけ等に偏らないことです。

生徒指導がうまい先生は○○先生
道徳がうまい先生は○○先生
学級経営がうまい先生は…、教育相談がうまい先生は…、といったように、
分野によって場合分けをして、みなさんの所属校の中で最も能力が高い先生をピックアップし、それぞれに学びに行ってください。

先生方にはそれぞれ得意不得意があります。完璧な先生なんて存在しません。そんな中で、先輩教員はみなさんに気を使って、学級通信や各資料を机に置いてくれたりするわけですが、一瞬で資料で溢れかえります。役立つ資料だけをすぐに見返せるように、ピックアップしてファイルにしておきましょう。みなさんにとって本当に必要な資料は、実はそんなに多くありません。とりあえず全部とっとく…。なんてことは必要ありません。

そしてこれは言いずらいのですが、先輩の指導やアドバイスには間違っていることが多々あります。もちろん先輩方に悪気はありません。しかし、きっと素直に学ぼうとしているみなさんは

「どれが正解なの??」

「え?本当にそれでいいの?」

と思うことがあると思います。ですから、先ほど言った、各分野に精通した先生たちを見定めておく必要があるのです。迷ったらその先輩に即相談、もしくは「その先輩だったらどうするかな?」と考えてみてください。

各分野で学ぶべき先生を決めること
先輩から貰う資料も取捨選択すること

先輩の指導に安易に惑わされない

まとめ

教育委員会では聞けない、学級経営で大切なことを解説させていただきました。もし、【まだ余裕がある!】【もっと極めたい!】という方、ぜひこちらもご覧ください。↓

【超有料級】中学校の学級経営で最も大切なこと7選

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