【元教員が語る】教師に向いていない人の特徴5選

学校の先生について

【元教員が語る】教師に向いていない人の特徴5選

大学生の中には、「教職は取ったんだけど、教師に向いていないと思うからなろうかどうか迷う」といった悩みや、既に教師の方の中にも「なんかイメージと違う…」「私性格的に向いてないかも」、「辞めたい」と思いながら日々を過ごしている人がいるかもしれません。そこで今回は、

・教師に向いていない人の特徴5選
・教師を辞めたい。私でも転職ってできるの?
・教職を取った大学生、教師を辞めたい人向け【どんな仕事なら向いているかな?】

これらの疑問に、元中学校教師であり、現在大学でキャリア支援の担当もしている僕が解説します。現在教師を続けることをちょっと迷っている人やこれから教師に転職したいと考えている人は、この記事を読んで自分を客観的に見つめ直してみることをオススメします。

教師に向いていない人の特徴5選

教師はとてもやりがいがあって素晴らしい仕事です。しかし、性格上、向いていない人が教師になると、【毎日つらい】、【辞めたい】といったことになってしまい、みなさんが傷つくことになってしまいます。みなさん自身の大切な将来のことですので、こちらの記事を読んでこの先のことを慎重に考え、ベストな選択をしていただければと思います。早速本題ですが、【教師に向いていない人の特徴】は以下の5つです。

1.マイナス思考が強く、小さなことで落ち込むorストレスを溜める
2.一匹狼タイプである
3.子供が好きではない
4.人と話すことが負担と感じる
5.優しすぎる

次の項目ででそれぞれの解説をしています。【なぜなのか】についても触れていますのので、ぜひご覧ください。

マイナス思考が強く、小さなことで落ち込むorストレスを溜める

学校現場というのは様々な場面でストレスが溜まるものです。例えば

  • 思う通りに進まない授業
  • 生徒間のトラブル
  • 生徒との関係
  • 保護者との関係
  • 教師間の人間関係 など

などです。僕の知り合いでも、教師で休職している人がいますが、その子の特徴がまさに、マイナス思考・小さなことで落ち込む・ストレスをためやすい人でした。僕自身も当てはまります。
皆さんがどれだけ一生懸命生徒に寄り添っても、生徒から悪口を言われることもあります。
「○○先生の方がよかった」と言われます。一生懸命考えた授業を「わかりづらかった」と言われます。不登校の生徒の家庭訪問に毎週通い、その生徒から「先生に会いたくない」と言われます。みなさんはきっとショックを受けるでしょう。どんなに生徒や保護者と寄り添っても、それが実らないことだってあるのです。特に教師になりたての時は、上手く生徒指導ができず、保護者が出てくるなんてことは良くあります。現代の教育現場は、保護者の力はとても強くなった来ています。家に帰っても落ち込んでしまったりする人はストレスがたまったりしますよね。ですので、ある程度割り切る力も必要なのです。私も教師になった当初は保護者のクレームに落ち込み、土日まで引きずることもありました。運が悪ければ職場環境、先生間の中での人間関係で疲れてしまうことだってあります。

一匹狼タイプである

みなさん自身がこれまで一匹狼タイプの方だとしたら、教師という仕事には性格上向いていないかもしれません。【群れていた方が良い】というわけではありませんが、教師という仕事の疲労を誰よりも感じてしまうかもしれません。普段人と関わることが少なかった方というのは【一人の時間が好き】、【マイペースな性格】の方が多いと思いますが、教師というのは基本は集団行動です。その集団・クラスを経営していくのが学級経営です。そして、コミュニケーションが必要不可欠な仕事です。では、そもそもなぜ、「あなたは教師を検討しているのか」そこをもう一度考えてみてください。あなたにとって、そこに大きな価値があるのなら、一匹狼タイプであっても教師になってから困難に打ち勝てるでしょう。「なんとなく」「とりあえず」といった感覚の方はもしかしたら再検討が必要かもしれません。

子供が好きではない

当然なのですが、子どもが苦手な人は教師の仕事は向いていません。最近僕は、複数の大学で研修をさせていただき、大学の教授と話すことが多いですが、大学の教員は子供(学生)が苦手な方が多いです。研究>授業なのですね。小中学校に関しては、子どもへの愛情がなければ耐えきれなくなってしまうこともあるかもしれません。子どもというのは失敗をしてしまうことももちろんありますし、生意気なことを言ったりとんでもないことをしてしまう場合もあるでしょう。そんな時に、さらに子どもを好きであればあるほど成長を感じれば感動して幸せな気持ちになるものです。そのような喜びがイマイチ感じられないとしたら、本来なら1番充実感を体感できるチャンスを逃してしまうかもしれません。常に子どもに興味を持って、行動を観察したり、話かけたりコミュニケーションをしないといけません。そして不思議なことに、子供は「先生が子供が好きではない」ことに気づいてしまうものなのです。

人と話すことが負担と感じる

教師はコミュニケーションの仕事でもあります。まず大前提ですが、コミュニケーションが得意かどうかはあまり関係ありません。負担になるかどうかです。人と話すことが「苦手」ではあるけど「負担とは感じない。」という人であれば大丈夫です。コミュニケーションスキルは教師をすれば後から付いてきますから。ただ、やはり保護者の方とうまく話せない…等のことが出てくるので人と話すことが苦手な人は1~2年苦労はするでしょう。しかし、そもそも最初からコミュニケーションが得意な人なんていませんからね。ただ、普段人と話していて疲れてしまうという人は教師には向いていにないかもしれません。

優しすぎる

教師というのは、生徒が何か間違ったことをしてしまったときにそれを指摘し、さらに正しい方向へと導いていかなくてはなりません。正しくないことをしていればそれを訂正する必要があるのです。しかし、人に注意したり「ダメ」だと言うことが苦手な人は意外と多いです。教育現場には、

  • 生徒を指導する
  • 日常生活のルールを守らせる
  • 生徒のいじめを食い止める
  • 部活や勉強に取り組ませる
  • 集団行動をさせる など

教員は優しいだけでは務まりません。例えばAさんとBさんが喧嘩をして、両者から話を聞いていく中でどちらも自分が正しいと思い、自分に有利なように話すため、教師はそこを見極め、どこが間違っていたかを指摘し、導かなければなりません。もちろん優しいことも大切です。しかし、みなさんの前でカッとなった男子生徒が友達を殴ってしまったり、友達の物を盗んだり、クラスで練習する時間に一人で勝手なことをしていたり、場面をはそれぞれですが、やはり、優しいだけではいけないのです。これは経験も関係してくるので、次第に慣れてくるかもしれませんが、反対にいつまで経ってもできない…という人もいるものです。

教師を辞めたい【私でも転職できるの?】

この段落では、はすでに教師の方向け」の文になっています。教師になったはいいが、辛い。辞めたい。具体的に転職に向かっていきたいが、不安。といった方たちも多いと思います。
「そもそも教職しかしてこなかったのに転職なんてできるの?」といった疑問に答えます。まず結論から言います。
「全く問題ありません。できます。」
なぜなら、そもそも教師・公務員という業種は世間一般、民間企業からの評価は非常に高いものなのです。僕自身、教師から民間企業に転職した経験もありますし、リクルートを始めとした転職エージェントの知り合いが何人もいます。転職のプロに聞いたことをそのまま書きます。中途採用というものは、企業側はそもそも即戦力を求めています。しかし、民間企業の採用担当(人事)に方からしたら「教師だったということは、学生時代から真面目に勉学に取り組んでいた優秀な人材である。」といった風にすでに認識されているものなのです。そこできちんと面接対策をすれば転職は成功します。それにまだ「就職難」と言っている先生もいますが、全然そんなことありません。そんなことを言っている人は時代が平成で止まっています。今の時代、転職先や働く場所は無限にあります。みなさんが転職する先がないなんてことはまずありません。ただし、今のみなさんは激務だと思います。その中で転職先を探し、履歴書を書き、面接対策をする必要があるので、負担はかかります。中にはかなり遠回りして転職する人もいます(上手くいかない人)。しかし、現代社会、特に民間企業の世界において終身雇用制度はもうほぼ無く、誰もが必ずキャリアチェンジ(転職)していく時代と言われています。そんな時代の中で、転職支援サービスが整っていないわけがありません。エージェントは個別面談から面接対策まで担当者がつき、あなたをサポートしてくれます。しかも無料で(笑)僕が転職した際はめちゃくちゃ楽ちんでした。実際にそのサービスを紹介している記事もあるので、ぜひ以下の記事もご覧ください。

【メンテナンス中】

教師以外にどんな仕事があるだろう

ここでは、現在教員をしていてるが【転職を考えている人】、または現在大学生で教職を取ったが【教師以外の仕事を考えている人】向けになります。この段落では、そんな人におすすめの業種・仕事を紹介します。別の記事では、具体的に転職するを進めていく人のために【教師に最もおすすめな厳正転職サイト5選】(現在メンテナンス中)も用意してあります。ぜひそちらも合わせてご覧ください。それではおすすめの業種をご紹介します。

教育分野における事務職

ドリルの出版社の事務、塾や予備校などの事務スタッフや教育関連企業の営業事務などが人気です。採用時に教員免許状の資格により優遇される職場もあります。仕事内容は、電話応対や来客対応をはじめ、契約書などの各種書類作成やデータ入力・資料整理などが主たる業務となります。事例で紹介している営業事務では、営業が部署の目標を達成した際には営業事務スタッフにも目標達成休が付与されるなど、休日が教員よりも取得しやすいのも魅力です。また僕の最もおすすめな職種は【大学事務】です。大学事務といてっても教務課、学務課、人事課、総務課、入試課等様々です。【私が大学でなんて働けるの!?】といったふうに、小中学校の先生からしたら少し敷居が高く見えがちですよね。でも全然そんなことありません。それに意外と募集している大学は多いんですよ!安定しますし、福利厚生や給与も高水準です。また教師ほどはないですが、課によっては学生とも関われます。とてもおすすめです。

教育分野における営業職

教室運営や教材販売など教育関連企業での営業職も人気があります。例としてあげている教員の転職支援を行うマッチング型の転職エージェント会社も、元教員で中途入社した方が多く活躍しているようです。学校や教室とは違う形になりますが、人に直接喜んでもらえる仕事にやりがいを感じる方に適しています。また、教育分野にこだわらずとも、営業職は教師のみなさんに向いているかもしれません。普段からコミュニケーションを取る仕事をしていた人というのは自然にコミュニケーション能力も上がっているものです。セールストークスキルさえ学べば、営業職で結果を出し、活躍できるかもしれません。営業職に関してはインセンティブも発生する会社が多く、教師の給与を超えることもあると思いますよ。

児童支援員や学童保育員

放課後児童支援員は、2015年度より新設された、学童保育の指導のための専門資格です。学童保育施設(「学童クラブ」「放課後クラブ」「学童保育所」などと呼ばれます)には1名以上の放課後児童支援員を配置することが義務付けられています。施設は小学校の敷地内に放課後の児童のための部屋が確保されているか、近くの児童館などに学童クラブが併設されている場合がほとんどです。児童支援員や学童保育員は、学校が終わって通所してきた児童が、遊んだり宿題をしたりするのを見守り、安全を確保することが仕事です学童保育と学習塾の両方を提供している民間施設もあります。

塾・予備校の講師

教員から転職した職種として最も多いのが塾や予備校の講師です。基本的に学習塾や予備校は人手不足の状態が多いので、求人も多く掲載されています。「教えるという職が嫌になった」という方にはあまりおすすめできません。しかし、学級経営や生徒指導等ないので、程よく生徒と関わるころができます。学習塾・予備校のほとんどは、高校や大学受験に合格させることを目的としています。そのため、生徒の合格率を上げることができれば、会社からも評価されます。生徒からの人気が高いほど会社内でも出世しやすくなるでしょう。キャリアを積み重ねていくと、講師の教育担当もやるようになり、人材育成にも携わっていきます。ただ注意しないといけないのは、学校の何倍もの授業料を払って習いに来ている人が多いため、高品質のサービスを提供することを心がける必要があります。さらに塾によって全国転勤の場合と、決められてエリアでの勤務と2パターンあるため、自分の都合に合わせて選ぶことが大事になるでしょう。

出版社での教材編集スタッフ

募集としては決して多くはありませんが、教員免が歓迎されることもあります。出版社では小・中・高の教材が毎年出版されており、編集では教員免許状の資格が多いに活かされます。正社員の場合、年収300~350万円程度からスタートになるでしょう。教材ともなると、専門の分野の知識が欠かせません。募集している教科が自分の専門分野であれば、採用される可能性は非常に高いといえます。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございました。これから具体的に行動されていく方の応援をしたいとも思っています。以下の記事ではみなさんが具体的にどんなツールを使ってどんな手順を踏んでいけばいいのかをご紹介しています。転職には時間がかかります。特に教師であれば尚更です。少しずつ1歩1歩進んでいき、みなさんの理想のキャリアを手にしてくださいね。

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