【教員志望必見】中学校教師の仕事内容をわかりやすくまとめました

学校の先生について

【教員志望必見】中学校教師の仕事内容をわかりやすくまとめました

一応大学で免許は取ったけど…教師ってブラックっ聞くしな…。具体的な1日のスケジュールとか休みってどうなってるんだろう…。普通に就職しようか、教師になろうか迷うな…。などなど、教職を取っている人なら、誰だって1度はそんなことを考えるものですよね。また、教師を志す人も、仕事内容は気になると思います。そんなみなさんの疑問に答えるために、中学校で数学の教師であった僕が、

・中学校教員の1日のスケジュール
・休日と部活について【どれくらい休めるのか】
・小中高別の教員の勤務時間等について

・教師ってざっくりいうとどんな仕事なのか
・これから教師を志すあなたへ

こういった内容にまとめてみました。この記事を読めば、数分で教師の仕事内容をほとんど理解することができます。ぜひご覧ください。

中学校教師【仕事内容】簡単にスケジュールにまとめました

教師の1日のスケジュールをまずはみなさんにわかりやすくなるよう、簡単に表にまとめてみました。これはある年の6月あたりの、火曜日のスケジュールです。表の下で補足をいくつか詳しく解説をしているので、そこも見ていただければと思います。

6:30~7:00    学校が空く    早く来た先生が空けます。通常、教務か教頭。
7:20~8:15    部活朝練習    先生たちが来ます。先生無しで活動する部活もあり。
8:15~8:25    職員集会     先生たちの全体、各学年の本日の打ち合わせです。
8:25~8:35    朝読書      生徒に立ち合う。※学校に取り組みが違います。
8:35~8:45    朝の会(HR)  担任:クラス 副担:巡回
8:50~9:40   1時間目 数学  この日は1時間目から授業が入っていました。
9:50~10:40   2時間目 空き   空き時間の多さや有無は曜日によって違います。
10:50~11:40  3時間目 空き  空き時間は教材研究や事務仕事をします。
11:50~12:40  4時間目 道徳  週に1回あります。苦手な先生が多いです。
12:50~13:15   給食     
13:15~13:35   昼休み      生徒と遊んだり、お茶を飲んだり自由に過ごします。
13:40~14:30  5時間目 数学  5時間目が生徒が1番眠くなる時間です。
14:40~15:30  6時間目 空き  この空き時間にできるだけタスクを終わらせます。
15:30~15:50  掃除       先生にも割り振りの場所があります。
15:55~16:10  帰りの会(HR)  担任:クラス 副担:巡回
16:10~17:45  部活動      夏は17:45まで冬は16:30までと時期により幅広です。
18:00      生徒下校     戸締りと学年フロア(教室)の見回りをします
放課後     18:30帰宅    仕事の状況次第で各自の判断になります。
中学校の教師の1日のスケジュール

帰宅時間について

帰宅時間は教員によってバラバラです。特に季節により左右されます。冬だと6時間授業の日は部活をしないで16:30に最終下校時刻を迎え、夏だとMAX18:00といった感じです、必然的にその後から仕事をすることもあるので、冬のほうが早く帰れます。僕の所属していた学校は定時は16:45でした。ただ、夏はまだ生徒もいるので、16:45に帰れることはなかなかありません。かなりざっくりですが、平均帰宅時間は
夏シーズン…19:00
冬シーズン…17:30

といった感じでした。好きで残業する人もいます。僕は早く帰ってジムに行きたい派だったので、ジムが休館日の日は長めに仕事する…といった感じで調整していました。そして、より早く帰りたい場合は自分の授業の持ち時間が大きく影響してきます。

授業の持ち時間について

学校によって持ち時間にはバラつきがあります。その学校によってクラス数、教員数が違うからです。道徳、特活、総合含めて1週間当たりの持ち時間が15~19時間くらいだと割と負担が少なく、1日当たり2時間~空き時間があります。またそれ以上の23時間とかになると、授業時間の持ち時間が多くなります。空き時間が多ければ、当然その時間に自分がやりたい仕事ができるため、帰宅できる時間も早くなる傾向があります。

部活動は必ず立ち会うの?

みなさんは何かしら(副顧問であれ)部活の担当をすることになると思いますが、その際、立ち会わなければいけないのか、という質問が良く来ます。現場の実態を率直に話すと、全部の部活動のうち、平日で立ち会っている先生は3割くらいです。残りの7割は朝練でいえば、学校にまだ来ていない、放課後でいえば、自分の仕事をしている、または別件を対応している。といった感じです。やる気のある先生は一生懸命指導に励んでいます。

会議や委員会、朝会等

職員会議や学年会を放課後にやる場合があります。学校によりけりですが、月に1回程度です。これに関しては大体の場合が生徒が部活動をしている最中に行われます。朝会も週に1回行われることが多いです。その場合は朝練を早く切り上げます。2週間に1回くらい委員会も開かれます。どんな委員会を持つかは、全く想像できません。委員会も部活と並行して行われます。ちなみに、教師になると以下のような予定表が配られ、使用しています。これを教務必携といいます。

教務必携の例

休日と部活動について

「教師ってブラックっていうけど、実際休みってどれくらい取れるの?」この疑問は、これから教員になっていくみなさんは、誰もが気になることだと思います。この疑問についてもお答えしていきます。まず中学校の教師の休日は、部活動によって左右されます通常は土日のうち最低でもどちらかは休みにする。という学校の方針が多いです。しかし、仮にみなさんがどんな部活であれ、主顧問を任されたとしたらその部活のスケジュールは皆さんに委ねられます。土日どちらも休みにしても良いですし、時期によって一生懸命部活の指導をしたい人は土日どちらも入れることもあります。また、休日は基本的には活動するとしても午前、午後どちらかになっていきます。なので土曜の午前に部活を入れるとしたら、土曜午後、日曜1日が休みになります。部活動も中学校の教師の仕事内容に含まれます。副顧問になると、大体土日どちらか参加することになると思います。学校によって活動が少ない部もあります。僕の場合は美術部、科学部、女子卓球部でした。このような部活に配属されれば、休日の休みが多くなってきます。1番良いのは、みなさんが「部活が楽しい」と思えることです。僕は専門がバスケットボールなのですが、1年目は剣道部の主顧問でした。「・・・・え。無理…」そんな感じでした。やったこともなければルールも知らないので(笑)その年はしんどかったです。外部顧問がいてくれたので助かりましたが…。そんなこともよくある話です。
春休み、夏休み、冬休み等の長期休みですが、教師も基本は休みが多いです。出張等が入ることもありますが、民間企業に比べて休みはかなり多いと思います。民間企業に夏休み30日は絶対にありませんから。しかし、その中でいつ部活をやるのかは、やはりみなさんの裁量になります。僕は2年目以降バスケ部を持てることになり、めちゃくちゃ頑張っていたので部活をしまくっていました(笑)先生によって差が激しいということですね…。

小中高別の勤務時間等について

ベネッセによると、以下のようなデータが出ているそうです。仕事内容とうより、勤務時間についてです。

ベネッセ教育総合研究所より

ベネッセ教育総合研究所より

ベネッセ教育総合研究所より

とはいうものの、調査と実態というのは誤差があるものです。実際に僕は、特に冬シーズンにもなると学校を出る時間は17:00くらいでしたから、自分の時間をかなり多く確保できていました、知り合いの女性の小学校の教師は毎日定時の16:45にあがっていました。なので、結論みなさん次第となります。ベネッセの調査はあくまで参考程度にしておきましょう。
(参考文献:5-1 教員の勤務時間 – ベネッセ教育総合研究所

教師ってどんな役割があるの?小中高で簡単にまとめてみました。

教師は、教壇に立って授業を行うほか、いろいろな仕事をしています。小学校、中学校、高校のそれぞれについて、教師の仕事ってざっくりなんなのかを紹介します。

小学校教師の役割等

小学校1年生から6年生の児童を対象に教えますが、大きな特色は、基本的には学級担任の教師が一人で、国語や算数など、全教科を教えるということです。授業の準備をするのも仕事。このほか、テストの制作、採点、運動会や文化祭など学校行事の運営、家庭訪問、PТA活動など、仕事内容は幅広いです。音楽や図工などについては専門の教員が教えている小学校もあります。教える児童たちは満6歳から満12歳までと年齢が低く、人格形成の土台を養う大切な時期にあります。そのため、小学校教師は学習面の指導だけではなく、生活面の指導や道徳教育を行うことも重要な仕事といえます。学校生活を通して、児童たちが協調性や人を思いやる心などを育んでいけるよう、導いていくことが大切です。また、2022年度から全国の小学校で始まるのが、「教科担任制」という制度です。学級担任以外の教師が専門教科を受け持ちます。対象は小学校5年生・6年生で、教科は英語、理科、算数、体育です。高い専門性をもつ先生が教えることで、よりわかりやすく、質の高い授業を目指していくものです。。

中学校教師の役割等

一人でほぼ全教科を教える小学校教師とは異なり、国語や数学など専門教科のみを教えるのが中学校教師。担当教科の授業を行うほか、学級担任、学校行事の運営、部活動の顧問、PТA活動、生活指導、進路指導など、さまざまな仕事があります。義務教育の後期にあたる3年間の教育を行う中学校教師ですが、生徒に基礎的な学力を身につけさせるのはもちろんのこと、生徒一人ひとりの興味を引き出し、能力を伸ばすような指導が必要になります。また、中学生は12歳から15歳と思春期にあたり、身体も心も急激に変化する時期です。精神的にも不安定になりがちで、勉強や学校が急に嫌いになったり、友人との関係や進路のことなど、悩んでしまうことも…。生徒が一人で悩みを抱え込んでしまうことのないよう、教師は生徒からの相談にのったり、保護者とも連携しながら、精神的なサポートをすることが重要です。

高校教師の役割等

中学校教師と同じように、専門教科の授業を担当します。ただし、高校で教える教科は、中学校よりも細分化されているため、授業は専門的な内容になっています。例えば、理科なら化学、物理、生物、地学などという具合に分かれているので、生徒がより探究を深めていけるよう、教師には高い専門性が必要です。高校教師も担当教科の授業のほか、たくさんの仕事があります。学級担任、学校行事の運営、部活動の顧問、生活指導、PTA活動、進路指導などです。学校の備品管理、会計など学校運営の業務も仕事になります。高校生活の3年間は、進学や就職など、人生の節目の決断をしなければならない時期となります。高校教師には、生徒一人ひとりが希望する道に進んでいけるよう指導するという、重要な役割があります。ただ、高校生は大人の入り口のような年ごろ。部活とは別に好きなことに熱中したり、アルバイトをしたりと、自主性が高まる時期でもあるので、生徒の考え方や希望を尊重しながら、適切なアドバイスをすることが大切になります。高校教師の働く場となる高校には、いろいろな種類があります。学科による分類では、多くの高校生が通う「普通科」の高校のほか、次の2種類があります。
・専門高校…商業、工業、農業などの専門学科(職業学科)が中心の高校。
・総合高校…総合学科をもつ総合高校。総合学科とは、普通科と専門学科の幅広い科目から選択して学べる学科のこと。
また、授業の時間帯や学び方などによっても、3種類があります。
・全日制高校…日曜・祝日や夏休みなどを除いた週5日~6日、朝から夕方まで授業が行われる。
・定時制高…夜や朝などの時間帯に授業が行われる。
・通信制高校…学校から送られてくる課題の提出と添削指導を通して学習する。学校に行って面接指導を受けるスクーリングと、テストを受けることで、卒業に必要な単位を取得する。
定時制高校、通信制高校は、働いている人や、不登校などの理由で高校を中退した人、外国人など、さまざまな生徒が学んでいます。

以上、簡単にまとめてみました。

教師の仕事内容が気になったあなたへ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。この記事を見る人のほとんどが、今後教師になるかどうかを検討している人だと思います。僕からここまで読んでくださったあなたに伝えるメッセージ。ぜひ教師に挑戦してみてください。実は僕は教師の他にも、複数の大学でキャリア(就職)支援のお手伝いもさせていただいています。数多くの職業に触れてきましたが、教師ほど素晴らしい職業はなかなかありません。社会人になって感動して涙を流せる仕事って他にないと思います。確かに、苦労困難はあります。しかし、それ以上のものがあなたに帰ってくるはずです。もし教師になって困ったり、「良い先生になりたい!」と思っている人がいるようでしたら、ぜひ僕のブログを活用してください。あなたのような人を応援したくてこのブログを作りました。今後も応援しています!

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