【2022年】3.11 東日本大震災~伝え続ける~(動画有)

中学生の親御さん向け

【2022年】3.11 東日本大震災~伝え続ける~(動画有)

東日本大震災から11年。震災を風化させないため、教訓を忘れないため、この経験を次の世代に繋いでいくためにに作成しました。この記事では

・2015年追悼復興祈念式【菅原彩加】さんのことば
・子供に見てほしい【東日本大震災】動画3選

について、元中学校教員であり、現在大学で組織開発をしている僕がご紹介します。

追悼復興祈念式【菅原彩加】さんのことば

私は東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市大川地区で生まれ育ちました。
小さな集落でしたが、朝学校へ行く際、すれ違う人皆が「彩加ちゃん!元気にいってらっしゃい」と声をかけてくれるような、温かい大川がとても大好きでした。あの日、中学の卒業式が終わり家に帰ると大きな地震が起き、地鳴りのような音と共に津波が一瞬にして私たち家族5人をのみ込みました。
しばらく流された後、私は運良く瓦礫(がれき)の山の上に流れ着きました。その時、足下から私の名前を呼ぶ声が聞こえ、かき分けて見てみると釘や木が刺さり足は折れ、変わり果てた母の姿がありました。右足が挟まって抜けず、瓦礫をよけようと頑張りましたが私一人にはどうにもならないほどの重さ、大きさでした。母のことを助けたいけれど、ここに居たら私も流されて死んでしまう。「行かないで」という母に私は、
「ありがとう。大好きだよ。」
と伝え、近くにあった小学校へと泳いで渡り、一夜を明かしました。
そんな体験から今日で4年。あっという間で、そしてとても長い4年間でした。家族を思って泣いた日は数えきれないほどあったし、15歳だった私には受け入れられないような悲しみがたくさんありました。全てが、今もまだ夢の様です。しかし私は震災後、たくさんの「諦めない、人々の姿」を見てきました。震災で甚大な被害を受けたのにもかかわらず、東北にはたくさんの人々の笑顔があります。「皆でがんばっぺな」と声を掛け合い復興へ向かって頑張る人たちがいます。日本中、世界中から東北復興のために助けの手を差し伸べてくださる人たちがいます。そんなふるさと東北の人々の姿を見ていると「私も震災に負けてないで頑張らなきゃ」という気持ちにいつもなることが出来ます。震災で失った物はもう戻ってくることはありません。被災した方々の心から震災の悲しみが消えることも無いと思います。しかしながらこれから得ていく物は自分の行動や気持ち次第でいくらにでも増やしていける物だと私は思います。前向きに頑張って生きていくことこそが、亡くなった家族への恩返しだと思い、震災で失った物と同じくらいの物を私の人生を通して得ていけるように、しっかり前を向いて生きていきたいと思います。最後に、東日本大震災に伴い被災地にたくさんの支援をしてくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。また、お亡くなりになったたくさんの方々にご冥福をお祈りし追悼の言葉とさせていただきます。

宮城県・石巻市出身の菅原彩加さんより

子供に見てほしい【東日本大震災】動画3選

中学校卒業式より、卒業生代表による【答辞】

1分程度ですのでぜひご覧ください。

感動のメッセージ【被害者の方たちへ】

2本目の動画は、東日本大震災において見られた心温まるメッセージをまとめた動画になります。日本の素晴らしさ、日本人の優しさが詰まった動画です。以下は登場する文の一例です。

【例】ディズニーランドでは、ショップのお菓子なども配給された。ちょっと派手目な女子高生たちが必要以上にたくさんもらってて「何だ?」って一瞬思ったけど、その後その子たちが、避難所の子供たちにお菓子を配っていたところを見て感動。子供連れは動けない状況だったから、本当にありがたい心配りだった。

昨日の夜中、大学から徒歩で帰宅する道で、とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが無料でパンを配給していた。この喧騒の中でも自分にできることを見つけて実践する人に感動。心温まった。東京も捨てたもんじゃないな。

物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で、混んでいるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。すごいよ日本。

愛し君へ

震災がどれだけ残酷なものであったか。人々を不幸にしたか、どれだけの人が涙を流したか。そして命を尊さをどれだけ僕たち日本人に教えてくれたか。そんな内容が詰まってます。全員に1度は見てほしい、この動画1つで命の大切さがわかる内容になっています。

まとめ

最後までご覧にいただきありがとうございました。僕たちにやれることは少ないかもしれませんが、「身近な子供たちにくらいなら伝えられる」そう思ってこの記事を作らせていただきました。このブログは、若手の先生や、中学生くらいの思春期のお子さんを持つ親のみなさんに向けた情報発信をしております。以下のような内容もこれからジャンジャン上げていきますので、ぜひまた足を運んでみてくださいね。

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